安心安全へのこだわり

鹿児島県大隅半島に位置する養鰻施設には、直径６メートル深さ1.2メートルの飼育タンクを一事業所で約100基配備、閉鎖循環タンク式の最新設備を導入しています。一般的な養鰻場では、大きなコンクリート池で養殖し、水質を保つために水の入れ替えを行います。しかし、弊社では「閉鎖循環式」を採用しており、タンク内の水を循環させて養殖をし、環境にも配慮しています。

「閉鎖循環式」には水質の徹底した管理が必要。地下90ｍからくみ上げた地下水を紫外線殺菌し、水温・溶存酸素量などを調整し、鰻養殖に最適な水を作り、維持することによって成長やえさの消化が早まり病気になりにくい鰻になります。

飼育水には地下約90メートルからくみ上げたミネラル豊富な地下水を使用、シラス台地が育んだ飲料水に適したきれいな水です。通常は病気の予防や治療として、投薬や薬剤を水に溶かす「薬浴」を行いますが、弊社は完全無投薬を実現。

水質管理は人の手だけでなく機械で随時データを管理し、より良い養殖を行うための調整を行っています。水温や溶存酸素量などは10分おきに自動計測され、加えて人の手による水質検査も毎朝実施しております。また飼育時にくみ上げる地下水の使用量を従来の約30%に抑えることができ、地下水資源の持続的な活用にも配慮しています。